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インフルエンザと肺炎

[2020.12.26]

広島県内における新型コロナウイルス感染症は連日増加傾向にあり、深刻な状況が続いています。

また例年この時期はインフルエンザウイルスの流行期でもあります。

高齢の方は、インフルエンザをきっかけに肺炎を起こすことがあるため注意が必要です。インフルエンザウイルスに感染すると、気道の表面の細胞が壊され、肺炎球菌などの細菌が肺に侵入しやすくなります。また体内で炎症を起こす物質が増加し、全身の炎症が活発になります。すると細菌に感染しやすくなり肺炎を引き起こすのです。インフルエンザ流行時に肺炎で入院した患者の原因菌として、肺炎球菌が一番多いことが報告されています。
このように身近な感染症であるインフルエンザと肺炎球菌感染症ですが、どちらも日頃の予防として、うがい、手洗い、マスクの着用に加え予防接種があります。高齢者の肺炎予防に対して、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの2つのワクチンの併用が強く推奨されております(日本呼吸器学会)。

今年は既にインフルエンザワクチンの接種をされた方も多いかと思いますが、あわせて肺炎球菌ワクチンの接種をお勧め致します。

当クリニックではインフルエンザワクチン同様、予約なしで肺炎球菌ワクチン接種が可能です。

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